クラスターで働き始めて3か月経った

clusterというのはメタバースプラットフォームで、クラスター株式会社が作っています。

メタバースプラットフォーム cluster(クラスター)

今年の3月28日からそこでUnityエンジニアとして働いています。前職は京都でソーシャルゲームの開発をしている会社に3年勤めていました。 未経験で入ったのでエンジニアとしてのキャリアは現在3年と3カ月くらいです。

前回の記事で転職したということを書いたのですが、会社的にも入社エントリーはウェルカムということのようだったので、3カ月働いた感想とかを書いてみようと思います。

いつもは自分の書きたいことをそのまま書いているのですが、今回は同じように国内でゲーム開発をしているUnityエンジニアを読者に想定して書いてみます。 素直に書くと、メンバーをとても(!)募集しているので、そういうののきっかけになれば、という気持ちがあります。

epic

cluster を支える epic という開発フロー|cluster - メタバースプラットフォーム|note

何か新しい機能を開発したりするときには、epicとして取り扱われます。 epicにはPM(Product Manager)とエンジニアに加えて、デザイナーやQAも参加し、リリースすると解散します。

↑の記事に登場するPRDというのがゲーム制作における企画書や仕様書に近いように思います。 ゲーム制作ではプランナーやゲームデザイナーが仕様書を書いていましたが、クラスターではPMが書きます。 ゲームではマスタの設計のような詳細なデータ設計も仕様書に含まれることもありましたが、PRDはそういうよりはもうちょっと抽象度というか、やりたいことを明確にするためのもの、であるような印象があります。

入社してしばらく経って、epicのmemberをやったりownerをやったりするようになりましたが、 色んな職種の人と物を作る感じはゲーム開発で新機能を作っていた時と似ているように思いました。

設計

PRDの内容をどう実現するのかはエンジニアが考えます。考えた内容はdesign docという名前のドキュメントにします。

clusterの設計ってどうやってるの?|cluster - メタバースプラットフォーム|note

design docは必ずレビューされるようになっています。 これはとてもいい文化だなと思いました。

先に書いたように前職では私はソーシャルゲームの開発をしていました。 ソーシャルゲームの開発というのは一般的に、リリース後にも開発が続き、サービスが長く続いた方が良いということになっていると思います。 仕様がどんどん追加されるアプリケーションの開発では、将来負債にならないような設計はとても大事です。 自分は設計を考えたりそれを文章にしたりするのは好きな方なので、よくplantumlで図を書いたり、wikiに既存のコードの実装仕様をまとめたりしていました。

clusterの開発にも似ているところがあると思っていて、clusterはゲームというよりはプラットフォームで、世間的に「メタバース」の定義も曖昧で、UGCもあって、ユーザーが増えて、夢がひろがりんぐです。 将来のことを全て見通すのは難しいですが、思いを馳せながら開発するのは楽しく思います。

速度

設計をバチバチにやるぞ!と言われると、なかなか開発進まなさそうと思いそうですが、 実際には毎週(!)リリースしており、すごいスピード感です。これはスタートアップというのもあると思うんですが、 会社のバリューは加速・チャレンジ・リスペクトなのを体現しているなぁと思います。前職だと月にアプリの更新は2回くらいだったので、かなり驚きました。 epicが終わったら、次のepic、という感じでどんどん開発が進んでいます。

自分の中で、設計とリリースはある種の理想と現実のようなものだと思っているのですが、両立するぞ~という気迫があります。

メタバースプラットフォームは様々な要素で構成されているのでエンジニアも色々な畑の人がいます。 私がエンジニアになったのは、はてなの知り合いがいたからなのですが、なんとなくweb(と呼んでいいか自信がない)とゲーム業界ではそこそこの壁があると勝手に思っていました。 今は社内にwebの人もいればiOSの人もAndroidの人もいて、面白いなと思います。

リモートワーク

現在、出社は月に1度だけで、日々の仕事もフレックスになっています。家は好きなので嬉しいですが、人と会って話すことも好きなので、月一の出社を結構楽しみにしています。なんやかんや毎日の定例で同僚と話すことがあるので、孤独を感じることはあまりないです。

月1出社導入!〜クラスター社マルチワークスタイルへのチャレンジ〜|岩崎司|note

アバター

cluster(プラットフォーム)はもちろんですが、ビデオ通話もアバターです。

かわいい

メタバース

すっかり一般的に使われるようになったメタバースという単語ですが、近未来というよりは自分は懐かしさを感じています。 私が学部生だったとき(13年前!)、ちょうどニコニコ動画でボカロが流行っていて、毎日浴びるように聴いていました。 有名ボカロPがメジャーデビューして、みたいな話があって、おお~~と思った記憶があります。 うまく言えないんですが、今現在、なんとなく当時と似たような印象を抱いています。 ユーザーがものをつくるというのはやっぱいいなと思うし、それが積み重なって、どういうものになるのか楽しみですね。 そういう状況で、当事者として開発に関われるというのは面白いなと思います。

前職と今とでの大きな違いとして、開発するものがコンテンツからプラットフォームに変わりました。 自分はプラットフォームの開発の方が合っているように思っていて、それも良いなと感じています。 前職でもゲームデザイナーが自由に触れるようなデータ設計をしたり、アーティストが触りやすいようなエディタ拡張を作ったりしていたので、実は変わってないのかもしれないです。 人々が色々なものをどんどん作れるような仕組みみたいなのが好きなんだと思います。

おわりに

いい加減なことは書けんぞ、という気持ちで書いた結果、なんか小学生みたいな感想の羅列になってしまいましたが、 率直に書くと今の職場は大変楽しくやりがいを感じており、とてもよい感じです。

最初に書いたように、clusterは色々な職種で人を募集しています。

クラスター株式会社 の全ての求人一覧

エンジニアとしての仕事の雰囲気はTech Blogがあるので、興味を持った方はそれを読んでみるのが良いかもです。

Cluster Tech Blog|cluster - メタバースプラットフォーム|note

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