タスク管理のストレスを減らしたい

自分は意思決定をするのにストレスを感じる方だと思う。 ここでいう意思決定というのは、例えば仕事でAかBかみたいなのを決めることもそうだし、自分が担当しているタスクをどういう順番で進めるか、などもそう。 旅行の宿を決めるのもそうだし、夜ご飯に何を食べるかもそう。

なんでこんなにしんどいのか分からないけど、とにかく苦手なものは苦手なので、システムで良い感じに克服したい。 一日の間に物を選択するのに使える回数に限度があるような気がしていて、使い切ると出力が落ちるので、節約できるなら節約したい。

みたいな話をしたら上長にGetting Things Doneを勧められたので、導入したら少しストレスが減ったように思う。

Getting Things Doneというのはタスクを管理する仕組みで、インターネットを調べるとそれっぽい解説が出てくる。 あんまりちゃんと理解していないし、自分がやっているのは多分正しいGetting Things Doneではないけど、 ともかく日々の業務がマシになったのでそれについて書く。

なんかよい本だとがあったら教えてください。

ツールはTrelloを使う。無料で使えるし、軽いし、スマホでもPCでも快適に閲覧できる。 背景を指定できるので、秒速5センチメートルの公式背景を使用している。

構成

Trelloのリストをタスクの状態ごとに作る。リストの数や種類は日々調整したりしているけど、今は以下のような感じになっている。 今週の忙しさ、みたいなのを把握したいので、「今日」「今週」などが用意されている。

  • Inbox
  • 今日やる
  • 今週やる
  • 週末やる
  • 待ち
  • 来週やる
  • 今月やる
  • いつかやる
  • References

使い方

  • タスクを思いついたらまずInboxに入れる。仕事もプライベートも入れたいものは全部入れる。
  • Inboxのタスクをいつやるか決めて該当する場所に入れる。
  • 5分くらいで完了するタスクはその場でやる。
  • タスクが完了したらTrelloの機能でアーカイブする。
  • Inbox以外からInboxには戻さない。
  • Inbox以外での移動は自由にしてよい。
  • 1日1回はタスクの整理を行う(適宜移動させたり、忘れがないか調べる)。
  • 他人からの返信待ちは「待ち」に入れる。
  • 完了したけど後から確認したいものや、メモっぽいものはReferencesに入れる。
  • グループは適宜増やしたり減らしたりして良い。

所感

以下の3つが分離されているのが良いように思う。

  1. タスクを追加する。
  2. いつやるか決める。
  3. やる。

自分が苦手なのは2であり、2によって3が阻害されるのが困る、という話だった。 3をやるときは2に従って「今日やる」を消化していくだけなので、頭の使い方が分離されていてうれしい。

また、「待ち」というのが発明なように感じる。 返信待ち、PRのレビュー待ち、レビューしたPRの更新待ち、などは自分のタスクだが今の自分には何もできないので、いったん気にしなくて良いというフラグを立てられるのが良い。 リマインドしなければ、と思い出せるのも良い。

なんというか、あまり非自明なように見えないけど、実際に効果があって面白いなと思うし、人間は繊細な生き物なのだなと思った。