「丁寧な暮らし」を攻略するためにかなり気合を入れる

丁寧な暮らしに憧れがある。

憧れはあるが、これまで一切丁寧な暮らしをやってこなかった。 1人暮らしを始めたのは大学に入ってからだったけど、そのときから今も変わらず、 今一番やりたいことをやれるだけやりまくる、ということしかしてこなかったと思う。

B1~B2くらいの頃はお絵描きにハマっていて、授業中もずっと絵を描いてた。おかげで線形代数微積の授業の記憶があんまりない。 B3の後期からはセミナーが始まって、ありがたいことにとても熱心な先生に指導をしてもらい、 それから5~6年くらいは日々数学しかしてなかったと思う。

ポスドクの頃は自炊を少しだけやったけど、レベルが低く、特に冷蔵庫の状態管理がいまだに難しく感じる。 食材というのはDisposableなものだと思っていて、ライフサイクルが食材によって異なる。 状態が多ければ多いほど複雑になるので、ライフサイクルが短いものの方が簡単になる。

例えば、小松菜やホウレン草などは2日くらいで消費できるので簡単と言える。

人参やじゃがいもも難しい。キャベツや白菜、大根などは怖くて購入したことがない。 多くの場合、量が多いことは寿命が長いことを意味するので、うかつには買えない。

玉ねぎは微妙なラインで、火もすぐ通るし、消費が簡単なので、どちらかと言えば簡単な方だと思う。ちゃんとやれば勝てる。

量が少なければ簡単かといえばそうではない。 インターネットでレシピを調べると、謎の葉っぱなどを香りづけに入れる、ということが書かれている。 これがかなり厄介で、例えば、葉っぱが5枚入っていて、料理に使うのが2枚だとすると、困る。 他にも使えることがわかっていないと購入するのが難しい。

というか、「一人暮らしのおすすめレシピ!」みたいな謳い文句で、謎の葉っぱやら調味料やらをおしゃれに加えるのはやめて頂きたい。 UnityでC#を習い始めの人間におしゃれ目的でUniRxを少しだけ使わせようとするな。

概ね使えた調味料たち

  • 砂糖
  • コショウ
  • 醤油
  • みりん
  • ポン酢
  • めんつゆ(だし属性)
  • 酢(余った)

手を出せなかった調味料たち

  • 味噌
  • だし
  • 他にも色々あるはずだけど、知らない

自分が料理に対して感じる難しさは、つまり、系統立てた入門書を読まずに、インターネットでかいつまんでいることに要因があると思う。 自分が知っている概念(食材)で作れる良い感じの難易度で良い感じに非自明なものを例題としてあげているような本があるとよさそう。 群論を勉強していない人間に圏論を使って物事を説明をするのはやめた方がいい。

ともかく、タイトルの通り、丁寧な暮らしにはいまだに憧れがあり、今回の引っ越しはかなり気合を入れている。 食事と睡眠を良い感じにして、良い感じの人生を良い感じに過ごしていきたいです。

おすすめの料理本などがあれば教えてください。